みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士の中田裕司(なかたゆうじ)です。
freeeでは、標準機能として、請求書作成、債権管理をすることができます。
2021年3月22日のブログ「freeeで請求書を作ってみよう!!」で、freeeでの請求書の作成方法、売上計上、債権管理について紹介しました。

freeeで請求書作成〜債権管理をするのであれば、↑のブログの方法でできます。
しかし、freeeを導入する前から、別の請求書作成ソフトで請求書を作成するケースもあると思います。
freee以外で請求書を作成した場合、売上計上〜債権管理までをfreeeで行いますが、freeeとは別の請求書作成ソフトで請求書を作成した場合、売上計上〜債権管理までをどうすればいいのか?という疑問がわいてきます。
手入力とか、csvファイルの取り込みとかが考えられますが、スマートではないですよね。
でも大丈夫です。
請求書作成ソフトによっては、簡単にfreeeと連携して売上計上することができます。
今日は、請求書作成ソフトのひとつ、弥生株式会社のクラウド見積・納品・請求書サービス「Misoca」とfreeeを連携して売上計上する方法を紹介します。
Misocaとは?
Misocaは、弥生株式会社が提供するクラウド見積・納品・請求書サービスで、「たった3ステップ、1分で見積書・納品書・請求書を作成」という触れ込みで、請求書等を簡単に、かつ、漏れなく正確に作成するものです。

freeeで請求書を作成する場合と比べて、手間などはあまり変わりませんが、弥生会計をお使いの方は弥生会計と連携できるので、便利だと思います。
(わたしは弥生会計を使っていませんが。。。)
Misocaとfreeeの連携
Misoca→freeeの操作でも、freee→Misocaの操作(アプリストアを使用)でも、Misocaとfreeeは連携できます。
(freeeのヘルプセンターでは、Misoca→freeeの操作が紹介されています)
が、今回は、freeeのアプリストアを使用した連携方法を紹介します。
freeeのアプリストアを使用した連携は、大きく
- freeeアプリストアでの連携開始
- Misocaでの連携承認
- Misocaでの請求書作成
- Misocaからのfreeeへの送信
に分けられます。
- freeeの「設定」>「連携アプリの設定」よりfreeeアプリストアを開く
- freeeアプリストアの「請求・支払い」をクリック
- 「Misoca」を選択
- 「Misoca」と連携することの承認





「アプリを利用する」をクリック

「許可する」をクリック
STEP.1を終えると、Misocaの管理画面に遷移するので、Misocaの「外部アカウント連携」>「freee」をクリックし、freeeと連携中となっていることを確認

「連携する」をクリック

となっていることを確認
Misocaで請求書を作成します。
Misocaでの請求書作成方法は、↓の利用ガイドをご確認いただければと思います。

Misocaで請求書を作成したら、
- Misocaの請求書管理画面より、freeeに送信したい件名を選ぶ
- 該当する件名の請求書の詳細画面の「freee」をクリック
- 「freeeに請求書情報を送信」画面の「freeeに送信する」をクリック
- 「freeeに請求書情報を送信」画面で、「送信完了」となったことを確認



「freeeに送信する」をクリック

(留意事項)
freeeに送信した後、freeeの取引画面を開くと、「取引先」タグは付与されていません。
(つまり、取引先は連携されないということ)
「取引先」タグを付与しないと、債権管理ができないため、freeeに送信後、「取引先」タグを選択しましょう。
(売上計上後の債権管理は、freeeで請求書を作成した場合と同じですので、2021年3月22日のブログをご覧いただければと思います)


(品目、部門、メモの各タグは会社の状況に応じて付与)
まとめ
今日は、Misocaとfreeeの連携について紹介しました。
freeeで請求書作成〜債権管理までできればいいのですが、(Misocaに限らず)従来のソフトを使い続けたいという要望もあると思います。
freeeは、請求書発行以外にも、外部のアプリと連携できる数が豊富ですので、従来のソフトを活かした業務フローを構築されたい方は、アプリストアを利用してみてはいかがでしょうか。
編集後記
ようやく、明日、PS5が我が家に届きます!!
楽しみに待ちます。