みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士の中田裕司(なかたゆうじ)です。
2021年になって、携帯電話各社がeSIMが始まったというプレスリリースを出しているのをご存知でしょうか?


eSIMとは、Embedded SIMのことで、端末に挿入するSIMカードとは違い、端末内に組み込まれたSIMです。
eSIMにすることで、オンライン手続きでも手続したその日から使えるとか、1台で複数回線を使える(デュアルSIM)ことができるといったメリットがあります。
(本ブログ執筆日現在では、eSIM対応の端末がまだ少なく、SIMロックも必要といった面倒さはありますが。。。)
わたしはUQモバイルと契約していますが、UQモバイルも9月2日からeSIMを始めたとのことでした。

eSIMにしたらどうなるのかが気になり、せっかくの機会ですので、eSIMを申し込んでみました。
今日は、UQモバイルで、eSIMを使うための設定の手順を紹介します。
どうやって変更するの?
前提
本ブログ執筆日現在、UQモバイルでeSIMを申し込むには、5Gのプランを契約する必要があります。
また、すでに4Gのプランを契約している場合には、5Gのプランの契約時に、物理SIMカードを発行してもらい、回線を切り替えた後、物理SIM→eSIMに変更する必要があります。
(新規契約の場合は、5Gのプラン申込でeSIMを選択することができます)
わたしは、4Gのプラン(くりこしプランS(V))を契約していたため、
- 5Gのプランに変更
- 回線切替
- 物理SIM→eSIMに変更
というステップを踏む必要がありました。
結論から言うと、5Gのプランを申し込んでからeSIMに変更するまで5日間かかりました。
- 9/7:5Gプランへの変更申し込み
- 9/10:物理SIMカード到着→回線切替
- 9/11:eSIMに変更
物理SIMカードが到着し、回線切替をしても、切替日にeSIMに変更することはできないようです。
なお、わたしが使用しているスマートフォンは、iPhone 12 mini(SIMフリー)です。
5Gのプランに変更
5Gへのプランに変更する手順は次のとおりです。
- UQモバイルのトップページにある「my UQ」をクリック
- ログインする
- 「料金プラン変更」をクリック



- 「料金プラン変更(4G/5Gの新しいプラン)」の「申し込み」をクリック
- 変更後の契約プランを選択
- 重要事項を確認し、同意する
- 「変更する」をクリック




いっぱいありすぎてわかりづらい。。。
わたしは、「くりこしS+5G/通話オプなし」を選択


「変更する」をクリックし、変更を受け付けたことを確認する


なお、au IDを発行し、UQモバイルの契約とau IDを紐付けしないと、回線切替以降の手続ができないようです。
回線切替
SIMカードが到着したら、回線切替が必要です。
(なお、申込日を含め15日間を経過すると、回線切替手続きができなくなります)
SIMカードに、回線切替の手続方法を記載した文書が同梱されているので、文書を見ながら、回線手続を行います。
回線切替の手順は次のとおりです。
案内文書に記載された電話番号に電話します(9:00〜20:00が受付時間)。
なんで、電話しかできないのかはナゾです(電話嫌いなんで面倒です)
案内文書には、
「自動音声に従ってお手続きください。コミュニケーターよりご案内する場合がございます。」
とありますが、わたしの場合は、コミュニケーターにつながり、名前、電話番号、申込書番号の下5桁をお伝えして、コミュニケーターとの会話は終わりました。
(どういう基準でコミュニケーターより案内するのかはわかりません)
回線切替のため、スマートフォンの電源を切り、30分〜60分ほど待ちます。
(何分待てばよいのかは一概に言えないのですが、わたしは60分待ちました)
STEP.3の後、スマートフォンの電源を入れ、スマートフォンにSIMカードを挿入したら、発信テスト用の番号(案内文書に書いている番号)に電話をかけ、発信テストをして、問題なければ回線切替完了です。
物理SIM→eSIMへの変更
回線切替が完了した翌日以降、物理SIMからeSIMへ変更します。
eSIMへの変更手順は次のとおりです。
(わたしはUQ mobile ポータルアプリを使って、手続しました。)
eSIMの発行は初めてですが、「eSIMの再発行」手続をすることになります。
- 「UQ mobile ポータルアプリ」の「サポート」>「eSIMの設定」をクリック
- 「eSIM再発行」をクリック

「eSIMの設定」をクリック

STEP.1の「eSIMの再発行」をクリックすると、ブラウザが立ち上がるので、手続を進めます。
- 回線種別を選択
- 契約内容の確認方法を選択

(eSIMに変更できるのは5Gしかないので、
5G以外の選択肢はない)

- 契約内容の確認方法の選択(移行前から書面での確認を選択しない限りは、my UQ mobileで確認するしかない)
- 「eSIM再発行を申し込み」をクリック
- 「申込書番号」をメモする(もしくはスクリーンショットを撮る)


「eSIM再発行を申し込む」をクリック

メモする
eSIMを再発行するときも回線切替が必要ですが、こちらはWEBで手続します。
- eSIMの再発行申込後に表示される画面に、回線切替用ページのリンクが案内されるので、そのリンクをクリック
- 案内画面に表示される手続(データ移行や注意事項の確認)をする
- STEP.3で発行された「申込書番号」、「電話番号」、「暗証番号」を入力し、回線切替を行う

すでにUQ mobileポータルアプリをダウンロードし、
au IDと紐付けしていれば、OK



「すすむ」をクリック

「データ移行済み」をクリック


「内容確認済み」をクリック


「入力内容を確定する」をクリック
ここでは、「申し込み番号」となっているが、
先述の「申込書番号」と同じです。

「UQ mobileポータルアプリ」の「サポート」>「eSIMの設定」をクリックした後、「eSIMプロファイルをダウンロード」をクリックすると、設定を開始するので、順番に手続をすすめる。

をクリック
「eSIMプロファイルをダウンロード」をクリックすると、次のような画面が出てきました。
もしかすると、SIMカードを差し込んだままにしていたので、SIMカードとeSIMのデュアルSIMだとiPhoneが認識した可能性があります。




とりあえず、よくわからないので、「続ける」をクリックし続けたら、設定が完了しました(笑)。
次のようなダウンロード完了画面が表示されるので、この画面が表示されたら、プロファイルのダウンロードは完了です。

変更による影響
これまで、4G→5Gへの変更と物理SIM→eSIMへの変更に分けて紹介しましたが、これらの変更によりわたしの場合、次のような影響がありました。
- データ容量のくりこしが引き継がれない
- デュアルSIMにすることができる
データ容量のくりこしが引き継がれない
データ容量のくりこしが引き継がれないのは、4G→5Gへ変更したためです。
データ容量のくりこしについて、UQモバイルのホームページに案内がありました。
なお、各種割引やオプションも引き継がれないようですが、わたしは割引やオプションの契約をしていなかったため、割引やオプションに関する影響はありませんでした。

デュアルSIMにすることができる
デュアルSIMにすることができるのは、eSIMに変更し、SIMカードスロットに空きができたためです。
SIMカードに空きが出ても、特に問題はないです。
ですが、わたしは、UQモバイルの回線に異常が生じた場合に備えて、サブ回線(OCNモバイルONE・SMS付きデータ通信専用SIM)を契約していますので、OCNモバイルONEのSIMカードを挿入して、OCNモバイルONEの回線も使える状態ことにしました。
下の画像のように、主回線(=UQ mobile)・副回線(=docomo)というように、デュアルSIMになっています。

なお、本ブログ執筆日現在、iPhoneでデータ通信専用SIM回線をモバイルデータ通信用の回線として設定すると、緊急機関(110/118/119)への発信ができない不具合があります。
(下記の記事はUQモバイルではありませんが、eSIMが使えるiPhoneに共通して発生しており、UQモバイルでも同様です。
モバイルデータ通信用の回線に音声通話可能なSIM回線を設定することで、この不具合を回避できます。
(2022年1月10日加筆)
当該不具合は、iOS15.2へのアップデートにより解消されたとのことです。
まとめ
今日は、UQモバイルの既存契約者がeSIMを使うための手順を紹介しました。
最後に、こんなことを言ってはなんですが、わたしの生活範囲ではまだ5Gの電波が飛んでおらず、また、デュアルSIMも不具合が生じているため、eSIMにしたものの、UQモバイルのシングルSIMで4Gしか使えないという状況は変わっておりません。
ですが、eSIMそのものは便利ですので、お試ししてみてはいかがでしょうか?
ただし、eSIMへの移行に失敗すると、UQモバイルの店舗での手続が必要ですので、ご留意ください。
(失敗しても、こちらでは責任を負いかねます。。。)
編集後記
カーリング女子日本代表決定戦の最終戦(第5戦)をテレビで見ました。
ロコ・ソラーレは2連敗で後がない中、第3戦と第4戦を勝って、最終戦に持ち込みました。
終始、ロコ・ソラーレがリードしていましたが、最終エンドの最後のショットで、失敗すれば逆転負けというプレッシャーの中、ロコ・ソラーレの藤澤五月選手が見事にドローショットを決めて、ロコ・ソラーレが逆転で日本代表の座を勝ち取りました。
まだ、オリンピック出場が決まったわけではありませんが、ロコ・ソラーレの皆さんが涙を流しているのを見て、こちらも感動したとともに、あきらめないことの大切さを教えてもらった気がしました。