みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士・税理士の中田裕司(なかたゆうじ)です。
人の性格を表す言葉として、ポジティブとネガティブという言葉があります。
とかく、ポジティブが好意的にとらえられ、ネガティブが良くないものとしてとらえられる傾向にあります。
たしかに、ポジティブと言っている方が、やる気に満ちあふれ、意欲的と考えられるのでしょう。
ですが、わたしは、必ずしも、ネガティブがダメではなく、むしろちょうどいいくらいに考えています。
今日は、わたしが、なぜ、ネガティブなくらいがちょうどいいと考えているのかを紹介します。
ネガティブは改善への足がかり
ネガティブになるのは、何かしら現状に不安を感じているからだと思います。
現状に不安に感じるということは、今よりも未来に目が向いています。
未来に目を向けると、今のままではいけないので、変えていかないといけない気持ちになっています。
不安に感じるだけで、何もしないのはいけませんが、不安に感じないと、現状を改善をしようという意欲がわかないものです。
そういう意味では、不安に感じて現状を改善しようというのは、ポジティブとも言えます。
わたしが生業としている、会計・税務の仕事は、正確さ・スピードの要求水準が高く、特に不安に感じます。
例えば、会計処理は正しいかどうかが不安であれば、処理が正しいかどうかをチェックするためのツールを導入・改善しますし、業務が効率的なのかどうかが不安であれば、業務を棚卸して、ムダを削ぎ落とします。
ネガティブが現状をより良くしようというインセンティブになるので、ネガティブがちょうどいいと考えています。
何なら、ネガティブな様を見せてもいい
ネガティブな様を見せると、他の人に悪い影響を与えるから、ポーカーフェイスでいなさいとか、笑顔でいなさいという方がおられます。
例えば、上司や役員など、自分より上の立場の方がネガティブでいるのを見ると、「大丈夫かな?」と思う方もいらっしゃいますので、そう言いたくなる気持ちも分かります。
(わたしは、独立前、監査法人や事業会社に勤めていましたが、上司がネガティブでいる様子を見かけても、上司も人の子だなと思っていましたが。。。)
ですが、ネガティブでないように取り繕うのは疲れますし、何より、取り繕うことが、身近にいる人が「自分は頼りにされていないのか」という気持ちになり、モチベーションの面でマイナスになることがあります。
(自分のことしか考えていない人は、何も感じないかも知れませんが)
わたしは、監査法人や事業会社に勤めていた頃に、何か不安に感じて、ネガティブになったことがあっても、そもそも、世の中には、自分ひとりだけで解決できることはあまりないと考えているので、ネガティブを隠すことなく、部下に相談することもありました。
ネガティブな様を見せることが、必ずしも悪いことではなく、ネガティブを共有することが必要だと思います。
まとめ
ネガティブなくらいがちょうどいい理由を紹介しました。
不安に感じるのは人間らしく、正常ですので、あとは、それを周りと共有できれば、それほど恐れることはないと思います。
自分を中心に世界が回っているわけではありませんから。。。
編集後記
今日の横浜市は、雪の予報でしたが、夜中に少々降った程度で、積雪はしませんでした。
雪が降らない予報だったのが、積雪しましたよりはいいですけどね。
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