みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士・税理士の中田裕司(なかたゆうじ)です。
2021年1月26日のガイアの夜明けで、ドローンビジネスを特集していたのですが、ドローン市場の世界シェアの7割がとある中国企業だそうです。

番組の中で、ある中国のドローン物流企業(先述の中国企業とは別)の方が、
日本は新しいことに対して信頼性を検証したりあらゆることで完璧を求めますよね。
でも中国は最低の合格ラインをクリアしていれば多少の欠陥や不備があっても政府や企業が受け入れてくれます。
改善が必要ならやってみてから直せばいいんです。
2021年1月26日放送 テレビ東京「ガイアの夜明け」より
とおっしゃってました。
確かに、日本は品質は高くて、海外からの信頼も厚く、かつては、日本は世界から羨望の眼差しで見られていたと思います。
ですが、今では、アメリカや中国の後塵を拝し、世界を席巻するような画期的な商品・サービスを供給する日本企業は少なくなりました。
(他にも、過剰な規制により自由な企業活動がしにくいこともあって、創造性が生まれにくくなっていますが)
いずれにせよ、今の変化の激しい時代では、日本人特有の完璧を求めることが仇となって、世界に負けていると思います。
どれくらいの精度を求めるのか?
じゃあ、完璧を求めないのなら、どれくらいの精度を求めるのかという話がありますが、わたしは、多少不出来でも、少なくとも過半数が合格と言えるくらいの合格ラインを満たしていればいいと思います。
自動車も、試験は100点満点でないと免許が交付されないわけではなく、合格点を取れば免許は交付され、後は実際の道路で運転することで運転技術を向上させるのと同じです。
(と言いつつ、わたしはペーパードライバーですが。。。)
何より、完璧を求めて、世に出すタイミングを逃すことは、顕在化した損失ではありませんが、機会損失という目には見えない損失を生んでいるわけです。
これは、供給者に問題があると言うより、消費者の品質を重視しすぎる姿勢が、そうした状況を生んでいると思います。
わたしが、普段、使っているサービスは、アメリカ企業のAmazon、Google、Appleですが、これらのサービスは最初から完璧だったわけではなく、まず、サービスを提供し、その後に改善を重ね、今の地位を築いています。
そう考えると、日本でも、サントリーの「やってみなはれ」という企業文化が増えるといいですし、消費者もそのような企業を応援する文化が生まれるといいですね。
まとめ
今日は、今の変化の激しい時代では、完璧を求めないほうが良いことを紹介しました。
わたしの仕事も完璧を求めるのではなく、多少不出来でも迅速さを大事にしたいと思います。
編集後記
Apple Watchで心電図が取れるようになりました。
変化の激しい時代ですから、こういうテクノロジーにもキャッチアップしていかないといけませんね。
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