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Amazonでギフト券を使って買ったときは少しクセがある(freeeの話です)

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みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士の中田裕司(なかたゆうじ)です。

freeeを使っている方で、Amazonでモノを買った経験はありますでしょうか?

普通にモノを買う場合には、単純に「取引登録」すればいいのですが(もちろん内容を確認した上です)、Amazonギフト券を使ってモノを買った場合は、少しクセがあり、一筋縄ではいきません。

わたしも、自分自身の経理をするときに、どうやって処理するか困ってしまいました。

今日は、Amazonギフト券を使って、Amazonでモノを買ったときのfreeeでの処理を紹介します。

目次

Amazonギフト券を手に入れたとき

Amazonギフト券を使ってモノを買ったときの処理の前に、Amazonギフト券を手に入れたときの処理を紹介します。
(誰かからプレゼントされた状況を前提とします)

STEP
口座の一覧・登録画面の呼び出し

「口座」タブの「口座の一覧・登録」をクリック

会計freee 「口座」タブから「口座の一覧・登録」をクリック
STEP
口座の登録
  1. 口座の登録画面から「現金・その他」>「資産の口座(小口現金・仮払金など)を登録する」をクリック
    (Amazonギフト券は、「銀行口座」「クレジットカード」「決済サービス・電子マネー」のいずれでもなく、手動で登録する必要があります)
  2. 口座名に「Amazonギフト券」と入力し、「登録」をクリック
「資産の口座を登録する」をクリック
「Amazonギフト券」と入力し、登録
STEP
勘定科目の修正

Step.2で口座を登録したとき、勘定科目が「現金」のため、「貯蔵品」に修正します。

  1. 「設定」タブの「勘定科目の設定」をクリック
  2. 「Amazonギフト券」をクリック
  3. 勘定科目の編集画面で、「勘定科目のカテゴリー」で「資産>流動資産>棚卸資産」を選択し、「表示名(2020年の決算書)」に「商品(※)」を入力し、「保存」をクリック(個人プランの場合)
    法人プランは、「表示名(2020年の決算書)」に「貯蔵品」を入力
    ※:個人プランで「商品」としたのは、デフォルトで設定されている「勘定科目:貯蔵品」の決算書表示名が「商品」となっており、平仄を合わせるため
「勘定科目の設定」をクリック
「Amazonギフト券」をクリック
カテゴリー→「棚卸資産」
表示名→「商品」(個人)
「貯蔵品」(法人)
「保存」をクリック
STEP
Amazonギフト券の取引登録

Amazonギフト券をプレゼントされた「取引」を登録します。

  1. 「取引」タブの「取引の一覧・登録」をクリック
  2. 「収入」・「決済」→完了・「口座」→Amazonギフト券を選択し、「発生日」→Amazonギフト券を登録した日、「勘定科目」→雑収入、「金額」→プレゼントされたギフト券の金額を入力し、「詳細登録」をクリック
  3. 「税区分」を、「課税売上10%」→「不課税」に修正
    (仕訳→Amazonギフト券 5,000/雑収入 5,000)
  4. 「Amazonギフト券の利用履歴(PDFにする or キャプチャを撮る)」を添付し、「備考」に「Amazonギフト券登録」と入力し、「登録」をクリック
「取引の一覧・登録」をクリック
各種項目を選択・入力し、
「詳細登録」をクリック
「課税売上10%」→「不課税」に修正
利用履歴のファイルを添付
備考に「Amazonギフト券登録」と入力し、「登録」をクリック

以上が、Amazonギフト券の登録処理です。

次のセクションでは、Amazonギフト券を使ってモノを買ったときの処理を紹介します。

Amazonギフト券を使ってモノを買ったとき

ここからは、わたしが実際にAmazonでギフト券を使って本を買ったときのfreeeでの処理を紹介します。

Amazonビジネスで、以下の取引を実施

購入日:2020年10月16日 購入物:本3冊 金額:3,450円
(10,450円分購入し、2,000円のクーポンと5,000円のギフト券を控除して、3,450円)

STEP
口座の同期

口座の同期により、勘定科目「新聞図書費」、税区分「課税仕入10%」、金額「8,450円」の取引が推測される。
freeeが取り込む金額は、「クーポン」分の金額は控除されますが、「ギフト券」分の金額は控除されません
(仕訳→新聞図書費 8,450/Amazonビジネス 8,450)

取引内容の推測→「詳細」をクリック
STEP
取引の登録

「自動で経理」画面に表示される「詳細」をクリックし、領収書と突き合わせて、推測内容に問題がなければ、「ファイルを添付」から、購入時の領収書(原本の画像など)を添付し、「登録」をクリック

領収書を添付
「登録」をクリック
STEP
口座振替
  1. 「取引」タブの「口座振替」をクリック
  2. 「振替日」→購入日、「振替元口座」→Amazonギフト券、「振替先口座」→Amazonビジネス、「金額」→ギフト券使用額、「備考」→○/○(購入日)Amazonギフト券使用と入力し、「振替」をクリック
    (仕訳→Amazonビジネス 5,000/Amazonギフト券 5,000)
  3. 口座振替の一覧から、②で振替登録した内容をクリック
  4. 「ファイルを添付」より、「Amazonギフト券の利用履歴を添付し、「保存」をクリック
「口座振替」をクリック
各種項目を入力し、「振替」をクリック
口座振替一覧より、
該当する振替をクリック
ギフト券の利用履歴を添付
「保存」をクリック

これらの処理を通じて、試算表において、

  • 新聞図書費→8,450円
  • 雑収入→5,000円
  • Amazonギフト券→0円
  • Amazonビジネス→3,450円

となります。

なお、わたしの場合、Amazonビジネスの決済手段がクレジットカードですので、クレジットカードの利用明細が確定した段階で、口座振替によりAmazonビジネス→クレジットカードへの振替を行います

なお、未確定明細の取り込みが可能なクレジットカードは、利用明細が確定する前に口座振替することができます。
(↓の「新機能への対応スケジュール」>「クレジットカード」の利用可能な機能に「未確定明細の取得」とあるクレジットカードは、未確定明細の取込が可能です)

まとめ

Amazonギフト券でモノを買った場合、ギフト券使用分は金額から控除されないため、通常の取引登録に加え、ギフト券使用分について、Amazonギフト券→Amazonビジネスへの口座振替が必要です。

編集後記

アメリカ大統領選挙が盛り上がっていますが、どちらがなっても70歳以上の大統領です。

年齢なんて関係ないと思いつつ、日本の2倍の人口がいて、人材がいなかったのかなぁ?と思いました。
(日本も同じですけど)


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