決算書をざっくり説明してみました vol.3

みなさん、こんにちは。freee専門公認会計士の中田裕司(なかたゆうじ)です。

11月9日のブログ「決算書をざっくり説明してみました vol.2」で、貸借対照表の資産を紹介しました。

資産は「集めたお金で投資した結果」と紹介しましたが、もう一つ、貸借対照表で示されるものとして「集めたお金」がありましたよね。

そして、「集めたお金」のことを負債と純資産で表します。

今回は、負債純資産について紹介します。

目次

負債とは?

集めたお金って?

負債・純資産は「集めたお金」としましたが、「どういうこと?」と思われたかもしれません。

前回のブログで、「企業はお金を集めたら、それでは終わりではなく、モノ・サービスを買ったり、設備を買ったりします。また、集めたお金を全額使わず、不測の事態に備えて、集めたお金の一部を預金として残します。」と紹介しました。

つまり、「集めたお金」は、モノ・サービスや設備を買うための原資と言えます。
(集めたお金の一部は不測の事態に備えて、お金のまま残します)

負債にはこういったものがあります

集めたお金のうち、返すお金を、「負債」と呼びましたが、実際はもう少し細かく分けます。

細かく分けると次のようなものがあります。
(あくまで例示なので、これがすべてではありません)

負債も一定のルールに従って分類します

「決算書をざっくり説明してみました vol.2」で、資産が一定のルールに従って分類されることを紹介しましたが、負債も資産と同様のルールで、分類します。

復習も兼ねて、ルールをおさらいします。

  • 第1段階:会社の営業活動で発生するものか?
  • 第2段階:決算日から1年以内に返すか?

この2ステップにより、すぐに返すものとちょっと後で返すものに分類します。

第1段階でYesの場合、営業活動は日々行われているので、営業活動から生じた負債はすぐに返すと考えられます。

また、第1段階でNo、第2段階でYesの場合、日々行われないとしても、決算日から1年以内であれば、その負債はすぐに返すと考えます。

すぐに返す義務のある負債を「流動負債」、ちょっと後で返す義務のある負債を「固定負債」と言います。

前のセクションで例示した負債で言うと、買掛金〜預り金までが「流動負債」です。

建物〜敷金までが「固定資産」です。

借入金は、決算日から返済期日までが1年を超えなければ「流動負債」、1年を超えるものは「固定負債」となります。

なお、「固定負債」は、「固定資産」のような「有形・・・」、「無形・・・」といった区分はありません。
(そもそも負債はモノではないので、すべて無形です)

純資産とは?

純資産にはこういったものがあります

集めたお金のうち、返さなくていいお金を「純資産」と呼びましたが、実際はもう少し細かく分けます。

細かく分けると次のようなものがあります。
(あくまで例示なので、これがすべてではありません)

資本金と資本剰余金は、株主から集めたお金という意味では一緒ですが、会社法の規定により分けられています。

なお、純資産は資産や負債のように、流動と固定に分けません

まとめ

貸借対照表の負債・純資産は、集めたお金で、返す義務の有無で分けられます。

負債は、資産と同様のルールで、すぐに返すお金は「流動負債」、ちょっと後で返すお金は「固定負債」と呼びます。

純資産は、株主から集めたお金と自力で稼いだお金に分けられます。

貸借対照表を総括すると、次のような図になります。

なお、次回の「決算書をざっくり説明してみました」は、損益計算書を紹介します。

編集後記

いよいよ、明日はiPhone 12 miniが発売されますが、未だ出荷した連絡がないので、発売日当日には間に合いそうにないです。

気長に待ちます。


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