ERPシステムとExcelマクロとRPA

みなさん、こんにちは。freee専門公認会計士・税理士の中田裕司(なかたゆうじ)です。

最近、デジタル・トランスフォーメーション(DX)を進めていく流れができつつあり、ペーパーレスで業務を進めるとか、押印を廃止するといったことがニュース等で言われています。

そうした中で、DXの中で取り上げられることが多いのが、ERPシステムやRPAです。

また、DXが叫ばれる前から、Excelを使った業務が多かったですが、Excelマクロを使っている企業もあります。

ERPシステムとExcelマクロとRPAは、DXのために欠かせないものですが、どれを選べばいいのかと言われると、迷ってしまいます。

結論から言うと、どれか1つに絞る必要はなく、それぞれにどういうメリット・デメリットがあるのかを理解した上で、選べばいいと思います

今日は、ERPシステム・Excelマクロ・RPAについて、どういうメリット・デメリットがあり、どのように向き合うのかを考えたいと思います。

目次

概要

ERPシステム・Excelマクロ・RPAは、それぞれ、

  • ERPシステム:経営判断に必要な情報を提供するため、企業活動をする上で必要な資源「ヒト・モノ・カネ」に関する情報を一元的に管理するシステム
  • Excelマクロ:Excelの操作を自動化する機能
  • RPA:人が行うパソコン上の操作を自動化するもの

を指します。

メリット・デメリット

ERPシステム

メリット

リアルタイムで一元的に情報共有できることにより、次のことを実現できます。

  • 業務効率向上
  • 経営判断の早期化
  • 情報のより高度な活用

デメリット

  • システムのロジックを理解していないと、ブラックボックスになりやすく、アウトプットが不正確であっても、気づかないことがある
  • 高価

Excelマクロ

メリット

  • 安価(Excelのライセンス代くらい)
  • Excelになじみがあり操作しやすい

デメリット

  • プログラミング知識がないと作れない
  • 自社でメンテナンスが必要
  • Office以外のアプリケーションに対応できない

RPA

メリット

  • Excelマクロで求められるほどのプログラミング知識は不要(全く不要ではない)
  • Officeに限らず、多様なアプリケーションに対応することができる

デメリット

  • RPAの対象となるアプリケーション等のUIが変わるたびにメンテナンスが必要
    (メンテナンスはExcelマクロ以上に必要)
  • ERPシステムほどではないが、料金は発生する
    (ただし、UiPathやPower Automate は無償プランもありますが。。。)

どう向き合うか?

メリット・デメリットをあげましたが、わたしが考えるERPシステム・Excelマクロ・RPAに対するスタンスは、

ERPシステムでできることはERPシステムに任せて、ERPシステムでできないことをExcelマクロに任せて、それでもダメならRPAに任せればいいと思っています。

請求書作成を例にとると、ERPシステムに請求書作成機能があるのに、Excelマクロを使って請求書を作る必要はありません。

また、数値集計を例に取ると、Excelマクロだけで数値集計ができるのに、RPAを使う必要はありません。

こういう風に書くと、RPAがいらないように思われるかもしれません

しかし、現状、ERPシステム・Excelマクロ・RPAをミックスすることでしか、業務を完全自動化する事はできず、どの業務を、どのツールに任せるのかの配分がカギになると思います。

そして、ERPシステム・Excelマクロ・RPAはツールであって、あくまで、業績を早く出して、経営判断を早くすることが重要だと思います。

まとめ

ERPシステム・Excelマクロ・RPAのメリット・デメリットを見つつ、これらにどのように向き合うかを考えてみました。

わたしは、常日頃、ERPシステム・Excelマクロ・RPAのどれにも興味があります。

これらを使って、いかに業務を効率化し、業績を早く出し、経営判断を早くできるかを考えるのは楽しいものです。

編集後記

UEFAチャンピオンズリーグのベスト8が出揃いました。

イングランドはリバプールの他、マンチェスター・シティ、チェルシーが残りました。

明日、組み合わせ抽選会ですが、同国対決もありうるかもしれません
(そうなったら、リバプールが勝てる気がしませんが。。。)


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