みなさん、こんにちは。クラウド会計専門公認会計士の中田裕司(なかたゆうじ)です。
11月5日のブログ「Amazonでギフト券を使って買ったときは少しクセがある(freeeの話です)」で、Amazonギフト券を使って、Amazonでモノを買ったときのfreeeでの少しクセのある処理を紹介しました。

この他に、Suicaにクレカチャージしたときのfreeeの処理も少しクセがあります。
本日は、Suicaにクレカチャージしたときのfreeeの処理について、わたしの実際のfreee処理を使いながら、クレカチャージしたときとクレカ明細を取り込んだときにわけて紹介します。

クレカチャージしたとき
わたしは、AppleWatchにSuicaアプリを載せてSuicaを使っています。
(ApplePayのSuicaと呼ばれていますが、モバイルSuicaと同じです)
今回は、モバイルSuicaでクレカチャージした場合の処理を紹介します。
(9月13日に1,000円チャージして、口座の同期処理を終えた状態を前提とします)
口座を同期しても取引が推測されないが、気にせず、該当する明細の「詳細」をクリック

気にせず「詳細」をクリック
- 「詳細」をクリックした後の画面で表示される「口座振替・カード引き落とし」をクリック
- 「振替元口座」→チャージしたクレカを選択
- 「取引登録後に自動登録ルールを編集」にチェックを入れる
(次回以降の登録を効率化するためのルールを設定する) - 「登録」をクリック
(仕訳→モバイルSuica 1,000/チャージしたクレカ 1,000)

をクリック

「自動登録ルール編集」にチェック
「登録」をクリック

- 「自動登録ルールの編集」画面の「自動登録ルールを適用する条件」の「取引内容」を「完全一致」→「部分一致」に修正
- 「自動登録ルールの編集」画面の「上記の条件に一致したとき行う処理」の「振替を推測する」を「振替を登録する」に修正
(明細を取り込んだときに確認したい、Suicaにチャージするクレカを近々変更する予定があるなどで自動登録を修正したくない場合は、この修正は行わなくてもよい) - 「設定する」をクリック
(②の修正をした場合は、次回以降、金額に関係なく、SuicaのクレカチャージはStep.2で登録した口座振替が自動で登録される)

「自動登録ルールの編集」画面

(必要に応じて)「振替を登録する」に修正
「設定する」をクリック
クレカ明細を取り込んだとき
実際の処理
クレカチャージした後、freeeがクレカ明細を取り込んだときの処理を紹介します。
(こちらも、口座の同期処理を終えた状態を前提とします)
口座を同期すると取引が推測されるが、気にせず、該当する明細の「詳細」をクリック

気にせず「詳細」をクリック
「詳細」をクリックした後の画面で表示される「明細を無視」をクリック

(2021年10月14日加筆)
わたしの場合、クレカ明細を取り込んだとき、「明細を無視」することに決めているので、自動登録ルールにより、常に「明細を無視」することにしています。

明細を無視?
「明細を無視?」と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
なぜ、「明細を無視」をしたかというと、この明細を取引登録してしまうと、クレカチャージしたときの処理済のものを再度計上することになり、二重計上になってしまうからです。
クレカチャージしたとき(モバイルSuicaの明細を取り込んだとき)→モバイルSuica 1,000/チャージしたクレカ 1,000 の仕訳が生成
クレカ明細を取り込んだとき→口座振替すると、モバイルSuica 1,000/チャージしたクレカ 1,000の仕訳が生成←二重計上
したがって、明細を無視して仕訳が生成されないようにして、二重計上を防ぎます。
こうした、freeeの口座同士間で発生した取引は二重計上のリスクがありますので、注意するようにしましょう。
(上記の他にも、銀行口座間での資金移動も、二重計上のリスクがあります)
まとめ
Suicaにクレカチャージしたときのfreeeの処理は、
- クレカチャージ(モバイルSuica明細の取り込み)→口座振替
- クレカ明細の取り込み→明細を無視
の2つを覚えていただければと思います。
編集後記
今日は、待ちに待った iPhone 12 miniの予約開始日です。
わたしは、ビックカメラのポイントが多くあるので、ビックカメラ.comでブルーを予約するつもりです。
こちらは、クラウド会計(freee・MFクラウド)とITに強い横浜の会計事務所 | 中田裕司公認会計士事務所のホームページです。
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